【アメリカ口語教本を使うか迷っているあなたへ】この記事を読むだけでオススメのポイントとオススメの使い方がわかります。

アメリカ口語教本(上級用) 英語学習
引用元 研究社

『アメリカ口語教本』ってどんなテキストなんだろう?『アメリカ口語教本』はどのように使ったらよいんだろう?

こんな疑問を持っていませんか?

私も実際に『アメリカ口語教本』を使って英語を勉強し、とてもお世話になりました。

この記事を読んで、『アメリカ口語教本』のことやこのテキストの学習方法、学習効果を知って、英語を勉強する仲間が増えたら嬉しいです。

①『アメリカ口語教本』とはどのようなテキストか?

アメリカ口語教本(中級用)
引用元 研究社 

アメリカ口語教本シリーズは『入門用』、『初級用』、『中級用』、『上級用』の4冊あります。

初版から50年以上も販売されており、シリーズ累計で500万部も売れている大ロングセラーです。

各テキストのレベルの目安は『入門用』がTOEICレベル300から450点、『初級用』がTOEIC400から600点、『中級用』がTOEIC500から750点、『上級用』がTOEIC700点以上になります。

アメリカ口語教本 各テキストのレベルイメージ
アメリカ口語教本 各テキストのレベルイメージ

各テキストのレッスン構成は下記の通りです。

入門用Presentation(トピック)Application Dialogue(トピックを基にした会話)Notes on conversational style(トピックと会話の補足説明)Pronunciation Drill(発音解説)Pattern Usage Drill(会話のパターン練習)
初級用Presentation(トピック)Application Dialogue(トピックを基にした会話)Notes on conversational style(トピックと会話の補足説明)Pronunciation Drill(発音解説)Pattern Usage Drill(会話のパターン練習)
中級用Presentation(トピック)Application Dialogue(トピックを基にした会話)Notes on conversational style(トピックと会話の補足説明)Pattern Usage Drill(会話のパターン練習)Vocabulary Building(語彙強化)Japanese-English Drill(英作文)Conversation Guides(会話)
上級用Presentation(トピック)Application Dialogue(トピックを基にした会話)Notes on conversational style(トピックと会話の補足説明)Vocabulary Building(語彙強化)Japanese-English Drill(英作文)Essay in English(英作文)
アメリカ口語教本 各テキストの構成内容

②アメリカ口語教本のオススメポイント

2-1. 使い方が自由である

Presentation(トピック)、Application Dialogue(トピックを基にした会話)、Notes on conversational style(トピックと会話の補足説明)の3セクションはどのテキストにも収録されている核の部分です。

Presentaton(トピック)だけを音読してしっかりと身体に馴染みこませる練習をする人もいれば、Application Dialogue(トピックを基にした会話)もあわせて音読して、自分の身体に馴染みこませる人もいます。

自分の弱点を補うための練習や自分の強みを伸ばす練習など好きなセクションを好きなだけ勉強できます。

1番から順番にレッスンをする必要もないし、セクションも順番にこなしていく必要もありません。

2-2. このテキストの学習効果が高いことが保証されている

50年も販売され続け、シリーズ累計で500万部も販売された実績がこの教材を勉強すれば実力が上がることを保証していると言っても過言でないです。

50年も販売され続けるということはそれだけ長い間に購入する人が多く、実際にこのテキストを使って効果があった人が他の人にもオススメしているから今も販売されて続けている訳です。

また、販売が続いているだけでなく、シリーズ累計500万部も販売されているという実績もあり、多くの日本人がこのテキストを使って英語力を伸ばしてきたことを証明しています。

このテキストを手に取って「勉強しよう」と思ったあなたもこのテキストをしっかりと勉強すれば、英語力が上がることが約束されています。

2-3.  自分のレベルに合ったテキストが見つかる

レベルの異なる4冊があり、そのレベルの幅はTOEICの目安で300から700点以上とほぼすべての英語学習者を網羅しています。

注意が必要なのは各テキストによってセクションの構成が異なるため、各テキストによって強化できるスキルが違うことです。

『入門用』、『初級用』は特に会話や会話のパターン練習に重点が置かれた構成となっています。

2‐4. 読みごたえがあり、教養も高まる

同じような英会話音読テキストである『英会話ぜったい音読』に比べると文章が硬いです。

英会話ぜったい音読がどんなテキストか気になる方は下記の記事を参考にしてください。

しかし、レッスン内容は環境問題や日本の文化やアメリカの文化などであり、英語力だけでなく、知らず知らずのうちに教養力も高まります。

③アメリカ口語教本のマイナスポイント

3-1. 中級用や上級用のテキストはPresentatonの和訳がない

Presentaton(トピック)の和訳がないので、意味の解釈が間違っていないか1つ1つ丁寧に精読をする必要があります。

中級用ではそれほど大変だと感じませんが、上級用は結構大変です。

3-2. 中級用から上級用に使用テキストを変えた時にかなりレベルが上がったと感じる

使用する語彙レベルが上がり、文章構造も複雑になり、意味を把握するのにかなりの時間が必要でした。

中級用を使用して学習している時に語彙や精読などの学習を同時に行った方がよりスムーズに移行できると感じました。

3-3. レッスンによってCDの速さがバラバラ

レッスンによってネイティブスピーカーの話す速度がバラバラです。

音読トレーニングをしている時に早いテンポのレッスンを勉強すると、上手くシャドーイングができず、自分のレベルが下がったと感じるかもしれませんが、全く気にする必要はありません。

④アメリカ口語教本を使った感想

4-1. 中級用

私はこのテキストを使う前は『英会話ぜったい音読 挑戦編』で音読学習していました。

『英会話ぜったい音読』を終えて、次に使う音読テキストを探し、『アメリカ口語教本 中級用』を見つけて学習を始めました。

『英会話ぜったい音読』からこのテキストへの移行はレベル的にも問題ないです。

内容は少し硬いですが、音読を繰り返しているといつの間にかに慣れます。

4-2. 上級用

このシリーズ最高峰レベルということもあり、精読で意味を理解することもかなり苦労しました。

特に語彙レベルが中級用からかなりアップします。

1つの文章も複雑な文構成となりますが、落ち着いて1つ1つの文章を精読していけば、自力で理解できます。

また、1レッスンの量も2倍以上に増えたこともあり、1レッスンの音声が4分程度のボリュームです。

正直、音読の1回分の量としては、ちょっと多いかなと感じます。

単純に30回音読すると4分×30回と120分(2時間)...

その代わりに4つ前後のセクションに分かれたのでセクション毎に音読してもいいです。

ただ、CDはセクション毎に分かれて収録されていないので、自分でセクション毎に分けたものを作るか、早送りなどで対応する必要があります。

⑤アメリカ口語教本をどのように使ったか?

私の英語学習の基本スタイルは『音読』と『瞬間英作文』の2本柱です。

そのため、このテキストを隅から隅まで学習するのではなく、主にPresentationを使った音読トレーニング教材として使っていました。

『音読』と『瞬間英作文』を中心とした初心者から中級者になるための勉強方法に興味があれば、下記記事をあわせて読んでください。

5-1. テキスト(Presentation)の精読

音読用のテキストなので、事前に精読することは必須です。

和訳がないので、1つ1つ丁寧に精読してください。

どうしても文章構成が理解できない時はgoogle翻訳の意見(google翻訳がどんな文構造の捉え方をするのか)を参考に完成させました。

5-2. 音読する

精読が完成したレッスンから音読を開始します。

まずはCDを掛けながら、オーバーラッピングを5回。

オーバーラッピングとは、英語の音声を聞きながら、その音声の台本を目で追って、英文を発話する学習方法です。

次にCDを止めて、15回音読。

それが終わったら、CDを再びかけて5回ずつリピーティングとシャドーイングをします。

リピーティングとは、聞いた英語の音声を適当な場所で一度止めて、その音声を発声しながら復唱する英語の学習方法です。

シャドーイングとは、音声を聞いた後、すぐにその音声を発声しながら復唱する英語学習法です。

これを1サイクルとして自分が納得できるまで何回もサイクルを回します。

しかし、上級用は1レッスンの分量がかなり多いので、1サイクル目はオーバーラッピングと音読合計10回の周。

2サイクル目はリピーティングと音読合計10回の周。

3サイクル目はシャドーイングと音読合計10回の周と変則的な学習方法に私は変えました。

音読方法について興味があり、もっと詳しく知りたいと思う人は下記の音読のやり方の記事をチェックしてください。

⑥アメリカ口語教本はどんな人にオススメか?

6-1. 英語の実力をしっかりとつけたい人

TOEICや英検対策などに特化した教材ではないのでテストですぐに希望の点数が取れるようなことはないです。

継続して学習するうちに、そのスコアが取れているとイメージです。

逆にスピーキングやリーディング、リスニングを中心に英語力をしっかりと身につけたい人にはすごくオススメです。

しっかりと最後までやり遂げれば、このテキストに取り組む前の自分から大きく変化できます。

6-2. 英会話ぜったい音読 挑戦編を終えて新たなテキストを探している人

『英会話ぜったい音読 挑戦編』を使い終わったけど、まだ音読の学習を継続したいのでどのテキストを使ったら良いのか迷っている人にオススメです。

私は上記のテキスト移行を違和感なくできました。

⑦アメリカ口語教本を実際に使ってどんな効果を実感したか?

大きく変化したのは英語に対する自信です。

中級用から上級用にステップアップした時はレベルが高いと感じて挫折しそうでしたが、そのまま諦めるわけにはいかず、少しでも前に進もうとトレーニング法を変更しました。

その結果、文章構成の理解や単語力も身に付き、ある程度の文章であれば理解できる!リスニングもある程度は聞ける!と自分自身で思えるようになりました。

⑧まとめ

アメリカ口語教本のオススメポイント!

  • 使い方が自由である
  • このテキストの学習効果が高いことが保証されている
  • 自分のレベルに合ったテキストが見つかる
  • 読みごたえがあり、教養も高まる

アメリカ口語教本のオススメの使い方!

  1. テキスト(Presentation)の精読
  2. 音読する

コメント

  1. みつめ和紀 より:

    「ぜったい音読」3冊を完ぺきではないかもしれませんが、「アメリカ口語教本」も少し初めてみようと思って訪問させていただきました。73歳になり、自活自炊生活も物価高で大変ですが、いつか外国にも行ってみたいと思っています。既知の英語はいいのですが、未知のものは難しいです。これからも英語を少しづつ頑張りたいと思います。大変的を得た紹介をされておりますので、ずいぶん励みになりそうです。ありがとうございました。

    • Takashi Takashi より:

      コメントありがとうございます。
      また、返信が大変遅くなり、申し訳ございません。
      「アメリカ口語教本」の学習は進んでおりますでしょうか。
      73歳になられても、外国語を勉強される姿勢を私も見習いたいと思います。

      みつめ様が仰られる通り、少しづつでもあきらめないで学習することが一番大切だと私も思います。
      コメントをいただき、私も励みになります。

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