どの英語音読テキストを使ったら、一番効果的か悩んでいませんか。
この記事は、初心者、中級者、上級者のレベルに合ったオススメの音読テキストが分かります。
なぜなら、私がこのテキスト通りに音読を進め、英語力を向上させ、夢であった海外就職を勝ち取ったからです。
オススメのテキストを8つ紹介した後に私のオススメのテキストを学習順を紹介します。
この記事を読み終えた時には、どの音読テキストを利用し、そのテキストが終わったら、次はどのテキストを利用したら良いかわかります。
最初に音読の効果と効果的な音読方法を説明します。
すぐに音読テキストについて知りたい方は③から読んでください。
①なぜ英語学習で音読が効果があるのか
その理由は「見る(リーディング)、話す(スピーキング)、聞く(リスニング)、書く(ライティング)」の4技能を1度に向上させることができるからです。
これを継続することで「知識」の習得から生きるために必要な「技能」と、脳に認識させる。
だから、音読は他の英語学習方法と比べても効果が非常に高い。
多くの言語学研究者も音読の効果は認めています。
②効果的な音読の方法
2-1. 自分のレベルに合った音読テキストを一つ一つ文の構造と単語の意味を理解する
自分が理解出来ていない文章をいくら音読しても効果がない。
自分が全く知らない言語をひたすら音読していたら、その言語を話せるようになるだろうか。
どの単語が主語になり、述語なのか。また単語の意味も分からないと何もわからない...
文の構造や単語をしっかりと理解しなければ、自分の体に文章を擦り込めない。
しっかりと文章の構造と単語の意味を理解する。
2-2. テキストの付属CD(音声)を2回聞く
どんな内容であるかを考えながら最初から最後まで集中して聞く。
音読学習の初期段階はどんな内容なのかを聞き取るだけでも、非常に難しいと思う。
しかし、練習を重ねていくと、どんな文の構造か、どこのイントネーションが強いかを細かく聞き込めるようになる。
2-3. テキストを見ながら、CDを流し、1秒遅れて5回音読をする
CDを聞きながら、テキストも見て音読をする。
しっかりと聞こえてくる音声と目で見る文字が一致していることを確認することが学習のポイント。
2-4. CDを止めて、テキストだけで15回音読する
このステージに到達するまでに7回CDを聞いたので、頭に残っているその音を思い出し、その音を真似をして、音読をする。
15回の音読の途中に集中が切れそうになりますが...
頑張るしかないです!
また、途中で何回音読したのかわからなくなるので、音読回数を記録するといいです。
2-5. テキストを見ずにCDを流し、リピーティングを5回する
リピーティングとは『CD(音声)を聞いた後、CDを1度止めて、聞いた内容を発話するトレーニング』だよ。
自分でアプリや録音機能を使って、1フレーズ毎に数秒のポーズを挿入したものを作成してもよい。
大変であれば、自分の好きなところでCDを一時停止してもよいです。
2-6. テキストを見ずにCDを流して、シャドーイングを5回する
シャドーイングとは『CD(音声)を聞きながら、その1秒後に、聞いた内容を発話するトレーニング』だよ。
この方法で音読の練習をすると1時間ぐらいかかります。
集中力が何度も切れます。集中が切れたら、どんどん休憩してください。
集中が切れても、最後までやり切りましょう。
簡単に音読の方法を説明しましたが、もっと詳しく音読方法を知りたいと言う方は下記の私の音読方法を詳細に説明した記事を読んでみてください。
③最高の音読テキストの選び方
ここからこの記事の本題に入っていきます。
3‐1. 自分のレベルに合った音読テキストを使用する
音読は新たな「知識」の習得ではなく、英語を体に擦りこませる「練習」である。
だから、自分のレベル以上の教材を理解することが大切ではなく、100%理解できているテキストが最も効果です。
もし自分のレベルが分からないという人は初心者レベルから始めましょう。
初心者レベルが自分のレベルよりもかなり低ければ、そのテキストを音読して完成させるまでに時間はかかりません。3か月で完成を想定するテキストも3か月とかからないで仕上げられます。
3-2. CD(音声)付の教材を必ず選ぶ
読教材でCD(音声)がないものを探す方が難しいですが...
音声は必須です!
④初心者にオススメ音読テキスト
初心者とはTOEIC300~400点、中学生1~2年生レベルです。
4-1. 英会話・ぜったい音読【入門編】
「同時通訳の神様」と呼ばれる国弘正雄氏が編集した一冊。
中学生1~2年生レベルですが、実際にやり始めるとかなり大変です。
1日1レッスンで進めていくように作られておりますが、音読に慣れていなかった当時の私は、1日に1レッスンをこなすこともできませんでした。
1レッスン内にいくつかトピックが分かれているので、少なくとも1日1トピックはこなしてください。
4-2. みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング
「英語上達完全マップ」、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」等の名作を生みだした森沢洋介氏の1冊。
このテキストはリピーティング用のポーズ音声があることが最大のオススメポイント!
少しだけ「英会話・ぜったい音読【入門編】」よりもレベルが高い。
1日1レッスンの分量はちょうど良い。
4‐3. アメリカ口語教本【入門用】
「アメリカ口語教本」シリーズはシリーズ累計で500万部。
50年にわたり、英語学習者に愛用されている1冊です。
先に紹介した2冊よりも1レッスンの内容が濃いです。
⑤中級者にオススメの音読テキスト
初心者レベルで使用したテキストの続編シリーズを利用するのが一番良いです。
中級者はTOEIC400~600。中学生3年生から高校初級レベルです。
5-1. 英会話・ぜったい音読【標準編】
英会話・ぜったい音読シリーズ。
レッスンの話題が多岐にわたっており、だんだん音読が楽しみになる1冊。
まだ1レッスンを1日でこなすには分量が多い。
学習目安は3か月であるが、3か月でやり遂げるのはかなり至難の業。
5-2. アメリカ口語教本【初級用】
アメリカ口語教本シリーズ。
このシリーズではまだ初級レベル...
「英会話・ぜったい音読シリーズ」より硬派な感じ。
⑥上級者にオススメの音読テキスト
上級者はTOEIC600以上、大学受験レベル。
6-1. 英会話・ぜったい音読【挑戦編】
英会話・ぜったい音読シリーズ。シリーズ最高峰。
このシリーズで普通に勉強すると6か月は音読を継続したことになる。
音読できるあなたのレベルが上がっており、この挑戦編は1日1レッスンでこなせるようになる。
6-2. アメリカ口語教本【中級用】
こちらも1日1レッスンで学習が出来るようになる。
このレベルまで来ると、レッスンの話題も面白く、楽しみになる。
レッスンによっては付属のCD(音声)が遅いと感じる時もあるが、遅くないレッスンもある。
和訳がないことがマイナスポイントである。
6-3. アメリカ口語教本【上級用】
今回紹介した音読テキストすべての中で最高峰に位置する。
分量、内容はともに非常にレベルが高い。
このテキストまで完結すれば、もう音読練習は不要。
ただ...
音読が習慣となり、音読しないと不安になる身体が出来上がっている。
和訳がないことがマイナスポイントであるが、このレベルまで到達すれば、自分で和訳することも苦ではない。
⑦最後に
私のオススメのテキストの使用順を説明します。
・英会話・ぜったい音読(入門編) | |||
↓ | |||
・英会話・ぜったい音読(標準編) | |||
↓ | |||
・英会話・ぜったい音読(挑戦編) | |||
↓ | |||
・アメリカ口語教本(中級用) | |||
↓ | |||
・アメリカ口語教本(上級用) |
英会話・ぜったい音読シリーズは続編があることから一度慣れてしまうと使いやすい。
この3冊を仕上げた時にはそれなりの英語レベルに達している。
その後にシリーズ変わることやじっくり実力を養成したいことを考えて、アメリカ口語教本【中級用】に取り組んだ。
急いで実力をつけたい人は飛ばしてもアメリカ口語教本【上級用】に進んでください。
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